1.マイナポータルとは
マイナポータルは、行政機関がマイナンバーの付いた自分の情報をいつ、どことやりとりしたのか確認したり、行政機関からのお知らせなどを自宅のPC等から確認できるポータルサイトです。
マイナポータルは平成29年1月から利用可能になる予定で、マイナンバー法施行から1年後です。
マイナポータルの利用には、個人情報カードが必須となります。
なぜなら、利用にあたってはなりすまし防止のために、個人番号カードに格納された電子情報とパスワードを組み合わせて利用することになる予定となっているからです。
ただし、このような情報を一箇所で管理するのは危険なため、マイナンバー情報は国が一箇所で一括管理するわけではありません。
従来どおり各行政機関が必要な情報を保有し、他の機関が必要になった時に情報提供ネットワークシステムを通じて情報の照会を行ない、提供を受ける分散管理型を採用しています。
注意しなければいけないのは、マイナポータルの稼動はマイナンバー法施行から1年後なので、施行から1年間はマイナンバーがどんな場面でやりとりされたのかはわからない、ということです。
マイナポータルの稼動後ももちろんですが、マイナポータル稼動前に情報が漏れると、どこでどう使われたか確認することは困難ですので、マイナポータル施行前1年間のマイナンバー管理は特に重要です。